活動レポート

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「病に倒れてよかったこと、ベスト3」

up 2018.10.30

お久しぶりです。
カンボジア駐在助産師の菊地南です。

実は、ある熱帯病にかかってしまい
先月下旬から今月初めまでプノンペンにある病院で入院していました。

JapanHeartに来てこれまで、海外ではミャンマー・カンボジアで活動してきて体調不良に見舞われたことは何度もありましたが今回のは、今までの人生の中で、一番しんどい(本気で「死ぬかも・・」と思った)経験でした。。

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もう二度とこんな経験はしたくありませんが、
今回、病に倒れて 『良かったこと』が3つあります。

①自分の周りの人への感謝が一層増した。
 プノンペンで治療が受けられるように迅速に対応してもらい、病院へお見舞いに代わる代わる来てくれる仲間や、現場で心配してくれたみんな・・・本当に感謝しています。

②「患者さん」になってみて、『看護』を患者目線で体験することができた。
 呼んだらすぐ来てくれる、つらい気持ちに共感してくれる、少しでも快適に過ごせるようにと配慮してくれるちょっとした気遣い、そういうひとつひとつが患者さんにとって、すごく大切だということに気付かされました。
 わたしは自分が医療者ということをすっかり忘れ、気持ちは完全に「患者さん」。ナースコールを握りしめていたし、点滴や注射を痛がっていました・・・笑。看護師さん、本当にありがとう。

③カンボジア周産期事業の成長を感じることができた。
 これが今回最大の良かったこと。
わたしが突然いなくなり10日以上も不在になったにも関わらず、カンボジア人助産師たちがしっかり周産期を守ってくれていました。妊婦健診室もちゃんと開けてできる限りでエコーもして、産褥新生児入院もしっかり見てくれていました。
 その様子をこの目で見れなかったのが非常に悔しいですが、その様子を見ていたある先生が、「これぞ僕たちが目指す、国際協力のあるべき姿ですよね。突然いなくなっても現地のスタッフで回せる現場。どれだけ日々きちんと人材育成に取り組んできたのかが見えて、鳥肌が立ちました。」と教えてくれて、わたしも嬉しくて鳥肌がたちました。
 そんなウチのカンボジア人助産師たち、すばらしい。誇らしい。みんなありがとう!!

ジャパンハート 国際医療ボランティア カンボジア事業部 活動レポート

カンボジア駐在助産師 Minami Kikuchi

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