活動レポート

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栄養管理部だより 初めまして!

up 2023.10.17

みなさん初めまして。7月よりカンボジアで活動を始めた栄養士の桑原です。
私は日本で2年間病院栄養士として勤務をした後、東ティモールというアジアの小さな島国で青年海外協力隊とNGOでの勤務を経て、ジャパンハートに入職しました。
今回は初めての活動レポートということで、私が驚いたカンボジアの食文化についてご紹介します!
(カンボジア 栄養管理部部長 桑原真菜実)

驚きばかりのカンボジア食文化

4年間住んでいた東ティモールもアジア圏でしたので、活動を始めるまでは食事は似ている部分が多いかと思っていました。
しかし実際は異なる点が多く、歴史や文化に根付いた食文化の違いに出会うことが生活の楽しみになっています。
近くにある市場やウドン山の屋台など、地元の人たちの生活がわかるところを歩くのが好きです。

病院の近くにある大きな市場の様子

酸味の味付け これは何でしょう?

私が特に驚いたのは、酸味をつける食材が多いということ。
カンボジアのスープは酸味のある味付けのメニューがいくつかあります。
酸味をつけるものとして、酢やタマリンドなどは有名ですが、初めて見た時に何かわからなかったのがこちら。
この一見、梅干しのような見た目の食材。
皆さんは何だと思いますか?

正解は、ライムの塩漬けです。
クメール語で「クロム ナムガウ」と言います。

日持ちがするようにかなり塩気は強めになっていて、これを半分に切り、実の部分だけを取り出してスープに入れます。

最初はライムだということもわからず、恐る恐る触った記憶があります。
スープの具は鶏肉、玉ねぎ、にんにくなど。シンプルな具ですが、さっぱりとしたスープは蒸し暑いカンボジアにぴったりで、子どもたちにも好評です。

栄養管理部の心強いメンバーたち

カンボジアの「ジャパンハートこども医療センター」にはフードセンターがあり、小児病棟の入院患者を対象に、こうしたカンボジア料理を毎日提供しています。

調理スタッフが病棟へ行って配膳するため、患者さんやその家族とも近い距離でいられることはスタッフのモチベーションにも繋がると思います。

そして、栄養管理部には私ともう一人、カンボジア人の栄養士がいます。
冒頭の写真で私と一緒に映っているティラさんです。

保護者の方へ栄養教育を実施

医師免許も持っている知識の豊富な彼女と、栄養スクリーニング、アセスメント、介入という栄養管理の流れを試行錯誤中です。
今後も活動レポートを通して、栄養管理部の取り組みをご紹介していきたいと思います!

桑原真菜実 栄養管理部部長 / 栄養士

2023年7月からカンボジアで勤務している桑原です。病院に2年勤務した後、青年海外協力隊とNGOスタッフとして4年間東ティモールで活動しました。カンボジアの食文化を学びながら、患者さんをはじめ多くの方々へ栄養の大切さを届けられるよう、頑張ります!


▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援 | カンボジア ジャパンハートこども医療センター 栄養管理部

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