こんにちは!カンボジアのジャパンハートこども医療センターで短期インターン活動に参加しました髙橋美和です。
私は以前テレビで途上国の妊産婦死亡や新生児死亡が多いという現状を知り、将来助産師として途上国で少しでも多くの妊産婦や赤ちゃんを救いたいと考えていました。
そのため、途上国での周産期医療の現状や、実際の途上国でどのような取り組みが行われているのかを、学生のうちに現地で見て知りたいと漠然と考えていました。
しかし、大学入学当初からコロナウィルスの蔓延による行動制限。
そのほかにも看護実習に備えた行動制限などもあり、あまり行動力のなかった私は、「こんな世の中で海外に行くことなんてできるのか?」と、中々途上国へ行くという選択を取れないままでいました。
何も行動を起こすことのない日々。就職するのか、もしくは助産師の資格を取得するため専攻科に進学するか。本格的に決めなければならない大学4年生が近づいてきました。
今後について考える度に私はなぜ助産師になりたいのか、本当になりたいのか、やりたいことは何なのか、悩むようになりました。
そんな思いを抱いていたころに、コロナウイルスによる規制が少り、学校の実習も落ち着きました。現地に渡航することもできるのではと思えるようになってきました。
そんな時に、ご縁があってカンボジアのジャパンハートこども医療センターでの短期インターン活動に参加させていただくことになりました。
ジャパンハートこども医療センターでは、多くのことを見学することができました。
周産期医療のことに加え、私が到着してすぐに吉岡秀人による集中的な手術活動も行われました。
実際にオペ着を着させていただき、吉岡先生のオペを見学させていただきました。間近でオペを見たことがなかったので、とても感動しました。
オペの合間に、吉岡先生と直接お話する機会をいただきました。
『日々、助産師になりたいと思い医療学生として勉強している。
しかし、時々、私は本当に助産師になりたいのかな、と思い悩むことがある。』
そんな話をすると、吉岡先生はこう教えてくださいました。
このままでいいのかなと考えることは凄く大事なこと。
自分ができることを増やしていくことで助産師という一つの線だけの私ではなく、面や立体の私になっていくことができる。
『立体の私』というのは、例えば、助産師だけでなく栄養や運動に関する知識があれば、妊産婦や新生児を栄養面からもサポートできる、また妊婦でも可能な運動に関する知識を提供できるということなのかなと思います。
それ以外にも、様々な話を伺うことができ、全部が思い入れ深いものでした。
私はあれをしておけば良かったという後悔の残る人生より、様々なことにチャレンジしていく人生にしたいです。
だからこそ、私はこれから自分が興味を持ったことにチャレンジし続け、自分の知識、経験を増やし、豊かな人生にしたいと感じました。
これから私は大学で助産師専攻科への進学を目指して日々勉学に励みます。
でもそれだけではなく、自分が興味のあることには積極的に挑戦していきたいと思います。
助産師になりたい理由は、まだ私自身はっきりとはしていませんが、助産師への憧れは変わらずあります。
日々様々な情報を収集し、様々なことを経験し、悩みながら一生懸命進んでいこうと思います。
3週間という短期間でしたが、ジャパンハートこども医療センターの医療を見学できたこと、ジャパンハートで働く方々から様々な話を伺うことが出来たこと、ジャパンハートというNGOの組織を支えている方々の仕事を少しではありますが知ることができたことなど、カンボジアでの全ての経験が私にとってかけがえのないものになりました。
最後になりましたが、3週間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
学生インターン 高橋美和
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