みなさん、クリスマスはいかがお過ごしでしたか?
小児がん病棟では12月23日にクリスマス会を実施しました!普段辛い治療を頑張っている分、思いっきり楽しんでほしいという想いから、クリスマスイベントの企画・運営を行いました。
入院している子どもたちは普段ベッドの上で過ごすことが多く、運動や勉強が不足してしまいがちです。そのため、子どもたちが楽しめてかつ発育を促すことができるようにと、考えたり手先を使ったりする作業を取り入れたオリジナル帽子作りを実施しました。無地の三角帽子に、サンタやクリスマスツリーなどそれぞれに好きなパーツを貼り付け、世界で一つだけのオリジナル帽子を作ってもらうというものです。
みんなのお兄ちゃん的存在であるラクスメイ君は、生後6か月のタブリーちゃんの分も作ってあげていたり、普段は体調がすぐれず病室から出てこれなかったスレイニッちゃんも、お父さんに車いすを押してもらって参加してくれました。他にも、もくもくと作業に取り掛かる子や、親子で一緒に作る子など、それぞれが思い思いに取り組み、終始大盛り上がりでした!完成するとみんなで帽子をかぶり得意げに見せあう姿がとてもかわいらしかったです。
帽子作りが終わると、栄養科のスタッフがサプライズでフルーツアートを持ってきてくれました!ホテルでの料理経験もあるカンボジア人調理師によって、サンタクロースや雪だるま等が形作られ、患者さんからは大きな歓声が!さらに、そのフルーツは全員に分けて配られたので子どもたちも大喜びでした。
そして迎えたクリスマス当日(25日)には、子どもたちのもとにサンタさんが来てくれました!毎年この時期は、手術活動でカンボジアに来た吉岡秀人がサンタの恰好をして、子どもたち一人ひとりに声をかけながらプレゼントを配ってくれています。みんなサンタさんが来てくれて本当に嬉しかったようで、一人ずつ吉岡サンタと記念撮影をしました。
後日、サンタさんと記念撮影をした写真をカードにして渡すと、子どもたちもお母さんもとても喜んでくれて、大事そうに写真を眺めていました。病院は病気を治療するところですが、入院している患者さんにとっては生活の場所でもあります。そのため、ここで過ごしたクリスマスが楽しい思い出として子どもたちや家族の記憶に残ってくれると良いなと願っています。メリークリスマス!!
長期学生インターン:大路、祢津
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