活動レポート

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1TAPで繋がる今と未来

up 2022.08.29

こんにちは。初めまして。プロジェクトメンバーの藤本です。
カンボジアに来て9カ月目に入りました。見るものすべてが真新しかった光景も、今ではそこにあるのが当たり前な日常と化してきました。
魚や料理が空の下で売られている市場も、スコールの音やその後の地面の匂い、夜に聞こえる虫の声なども、どこか落ち着くような、そんな風に感じる今日この頃です。

さて、私は日本で看護師として約4年働いていたのですが、幼少期から国際医療に興味を持っており、絶対海外で医療に携わりたいと思い続けていたところ、見事にご縁を頂きここにたどり着きました。

看護師としてはまだまだ未熟ですが、自分が日本にいた時に看護に集中できていたように、気が付かないところでパフォーマンスを支えてくれている周りの仕組みや環境について知りたいと思い、今は事務方に従事しています。
業務についてはカンボジア人スタッフとも一緒にしますが、パソコンあっての事務仕事。今まで看護学生時代にレポートで少しと電子カルテしかまともにパソコンを触っておらず、基本的な操作にまず苦戦。
そして目の前の患者に合わせた速やかな処置が必要な医療現場から、同時多数のタスクを締め切りまでに調整することが求められる事務仕事へと、頭のスイッチの切り替えにもまた苦戦。
そんなこんなでたくさん教えて頂き濃い毎日を過ごし、毎度スロースターターの私は半年くらいたってようやく慣れた気がします。

私が入職以降携わらせて頂いているのが、「1TAP SAVE LIFE」という寄付アプリです。
ジャパンハートこども医療センターに入院中の小児がん患者さんの治療費を、スマホから簡単に支援できるという日本初のアプリです。

1TAP SAVE LIFE はこちらから
https://onetapsavelife.japanheart.org/alpha?media=hp

私はそのアプリのコンテンツ担当として、患者さんや家族の様子を取材して文章にしたり、どのようにすれば患者さんの様子が支援者さんに届くかを考えたりしています。

私の立場上医療的な介入はできませんが、どうすれば患者さんや家族の心が少しでもほぐれるだろうと考え、会いに行って遊んだり拙いクメール語でコミュニケーションを取ったりすることで、病気と常に向き合わざるを得ない空間で少しでも息抜きを提供できたらいいな、その子らしさを引き出せたらな、そんな風に思うようになりました。

そうして何度も会いに行くうちに、元気をもらっているのは自分だと気が付きました。ありきたりですが本当にそうなんです。私ができることよりはるかに多くのことを教えてくれます。
そして余計に、私だけじゃなくて治療費を支援してくださった方にも、子どもたちの純粋さや輝き、今を一生懸命生きている姿を届けたいと思っています。それが一方通行にならないような方法を、と今は模索している途中です。

実は先日、このアプリをより知ってもらおうと初めてYoutube配信を行い、お誕生日を迎えた小児がん患者のダリカちゃんに日本からのコメントを寄せ書きにしてプレゼントする企画を行いました。

もちろん機械音痴の私が一人でできるはずもなく、広報スタッフやインターン生をはじめ、システムに強い方々と協力した結果、想像し得る一番の成功に終わりました。まずは感謝です。そんなイベントの詳細はぜひYoutubeからご覧頂くとしまして。

ライブ配信をするこちらから見えていた世界はこんな感じでした。

当日のYouTubeライブはこちらから

そもそも私にとって寄付をすることにはハードルを感じることがあり、それは活動の内容や金額面、寄付後の透明性や寄付の方法など。自分に照らし合わせてみて、このアプリに継続的に興味を持ってもらえることを目標に掲げ、今日も子どもたちのかけがえのない今の取材に向かおうと思います。

プロジェクトメンバー 藤本

▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援| カンボジア ジャパンハートこども医療センターでの医療活動

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