5月8日は母の日ということで、ジャパンハートこども医療センターでも患者さんのお母さんたちへ「ありがとう」を伝える企画を長期インターンの祢津・峯村で行いました。
ジャパンハートこども医療センターで入院している小児がん患者のご家族1名が病院に泊まり込んで子どもたちの看病をしています。
子どもたちの身の回りのお世話をしているお母さんや、ご家族や子どもから離れて働いているお母さんたちに感謝と笑顔を届けたいと思い、今回の企画を考えました。
母の日はアメリカ発祥で、今では国を超えて認識されている記念日です。
しかし、カンボジアでは母の日が身近ではないようで、知らない人もちらほら。
そこでクメール語で「お母さんありがとう!」と書いたボードを持って、「今日は母の日!」とカタコトのクメール語で説明してまわりながら、ボードと一緒に家族の記念写真を撮らせてもらいました。
母の日企画に賛同してくださった給食センターのスタッフが、お母さんたちへの特別メニューとしてフレンチトーストを提供してくれました。いつもは子どもたちに栄養のある給食を提供している給食センターですが、この日は付き添いのお母さんへ向けた美味しいデザートの提供です。
前職はホテルでシェフをしていたという調理スタッフが腕をふるい、一枚ずつ丁寧に焼いてくださったフレンチトーストをハート型に型抜きして、かわいらしく盛り付けていただきました。
お昼の給食の時間にフレンチトーストを配りに行きました。ご家族も子どもたちも満面の笑みでスペシャルメニューを堪能してくれたようです。
インターンからは、子どもたちにメッセージカードを書いてもらい、お母さんたちにプレゼントする予定でした。
しかし給食の後、配りに行こうとしたら、なんと子どもたちもご家族もみんなお昼寝中…。仕方なく静かに退散しました。
さらに、メッセージカードと一緒に写真もプレゼントしようと計画していましたが、プリンターも壊れるハプニング。
計画を練り直して一週間後に、筆記用具と一緒に写真付きのメッセージカードを渡しにいきました。
子どもたちはお花やハートの絵を楽しそうに書いてくれ、なかにはびっしりメッセージを書いてお母さんに渡している子も。
カードをもらったお母さんたちも嬉しそうでした。
いつもスタッフに「オークン(ありがとう)」と言ってくださるお母さんたちご家族に、子どもたちと一緒にたくさんの「オークン」を返せた1週間でした。
イベント企画/運営: 学生インターン峯村、祢津
活動レポート執筆: 峯村
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