スースダイ(こんにちは)!学生インターンの佐々木です!
カンボジア人スタッフ向けの余暇活動として、昨年5月より日本語講座を作成し、ジャパンハートカンボジアのYouTube(限定公開)で毎週動画を配信していましたが、1月に全21講座+特別編5講座分の配信がついに終了しました。
以前から日本語を学びたいという要望がカンボジア人スタッフからあり、外出自粛を余儀なくされたカンボジア人スタッフがコロナ禍でも楽しめる余暇活動になったらということで、日本語講座の動画配信は始まりました。
日本語講座は、日常会話、ビジネス会話、ひらがな、カタカナの読み書きなどを1講座15分程度で学べる内容になっています。
しかし、たった15分の動画といっても、準備から動画のアップまでには、毎回その何倍もの時間がかかりました。
まずは、カンボジア人の日本語通訳と相談して、使用する教材や学習のスケジュールなどを決め、講座のスキームを一から作り上げるところから始まりました。
動画には、毎回日本語通訳一人と私が出演し、解説は日本語通訳がクメール語で行い、日本語の発音の部分のみ私が担当することにしました。
撮影当日までに教材の内容に沿って私が作成したスライドをその回の担当である日本語通訳に共有し、細かい解説は各自で考えてきてもらいます。
撮影はZoomのレコーディング機能を使って行い、解説に合わせてスライド内のアニメーションやCD音声を操作します。
そして、その動画を編集し、BGMや効果音をつけて一つの動画にします。
その後、内容が一目で分かるようなサムネイルと概要欄をつけてYouTubeにアップし、スタッフに動画のリンクをシェアします。
ここまでが毎週1セットです。
配信を開始した当初はちょうどロックダウンでスタッフが暇を持て余していたこともあり、視聴回数がかなり伸びていました。視聴回数からすると、1人数回見てくれていたかもしれません。
しかし、ロックダウンが解除されると徐々に視聴回数が伸び悩み、私なりに動画の時間や内容を工夫するなど試行錯誤しましたが、視聴回数は右下がりでした。
日々の業務と並行して週に1回の動画配信を続けることは思っていた以上に大変で、労力対効果を考えるとこのまま動画配信を続けることに意味があるのかどうか、私自身も何度も悩みました。
しかし、「この動画があれば、スタッフがこの先日本語を勉強したいと思った時に、ある程度の日本語の知識を得ることができる。だから、今は視聴回数が少なくても、それが2年、3年と積もれば、きっとだんだん増えていく。だから、視聴回数は気にせずに、最後まで続けて欲しい。」という上司の山下の言葉を信じ、最後まで続けました。
現時点ではこの日本語講座がカンボジア人スタッフのためになったのかどうか評価することは難しいですが、日本語通訳と協力して一生懸命作った26本もの動画は今後もジャパンハートカンボジアで残り続けます。
この日本語講座が、カンボジア人スタッフが日本語や日本のことに興味をもつ一つのきっかけになってくれたらよいと思います。
長期学生インターン 佐々木
▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援| カンボジア ジャパンハートこども医療センターでの医療活動