スースダイ・チェナム・トゥマイ(あけましておめでとうございます)!
学生インターンの佐々木です!
1月2日にカンボジアの小児がん病棟にて、「オンライン動物園inプノンペンサファリ」を実施しました。
小児がん病棟の患者さんは0歳~13歳までと年齢も性別もバラバラです。
子どもたちに好きなものを聞いてみたところ、共通していたのは動物や魚などの生き物でした。
そこで、子どもたち全員が一緒に楽しめる動物園のイベントを開催したいと思い、プノンペンサファリの方に今回の企画を提案させていただいたところ、快く引き受けてくださり、今回のイベントが実現しました。
プノンペンサファリとは、プノンペン郊外にある大きな動物園で、ゾウやキリン、トラ、ワニ、クマ、オラウータンをはじめとした、たくさんの動物をみることができます。
また、ゾウやキリンの餌やりやモンキーやワニなどの5つのショーも楽しむことができます。
当日はZoomを使って動物園と病院を繋ぎ、その映像を大きなスクリーンに映し出して、子どもたちが本当に動物園に行ったような気分になれるようにしました。
クイズをしながらサファリのスタッフといくつかのエリアを周り、画面越しに子どもたちが餌をやるとキリンが餌を食べたり、ゾウの背中に乗っているように見える風景を体験したり、事前に撮影したモンキショーを楽しんでもらったりと、盛りだくさんの1時間半でした。
数日前にチケットを配布し、「1月2日に動物園に行くよー」と話をしたところ、子どもたちは目を丸くして、「みんなで外に行くの?」「動物が病院まで来るのかな?」と、動物園のことを想像しながらワクワクしてこの日を待ってくれていたそうです。
また、辛い治療で塞ぎ込み、みんなが集まるところには顔を出していなかった子もイベントに参加したいと言ってくれて、とても嬉しかったです。
そんな子どもたち一人ひとりのワクワクが我々スタッフにも伝わり、プノンペンサファリの方々や病院有志スタッフ一同がこのイベントを成功させるための原動力になりました。
初の試みであっただけに、当日はゾウがカメラに近寄り過ぎてバナナで気を引いていたら餌やり用のバナナがなくなるという想定外のハプニングも多々あり、冷や冷やすることもありましたが、全員のチームワークでなんとか乗り切り、子どもたちはその臨場感と迫力に大盛り上がりでした。
何より、私たち運営スタッフ自身も本当に楽しく、また子どもたちだけでなくご家族の皆さんもたくさん笑いながら楽しんでくださり、本当にこのイベントを行ってよかったと思いました。
早くも子どもたちからは「次はいつなの?」という声があがってるという何とも嬉しい話を看護師さんから聞いております。
元気になったら是非、みんな、プノンペンサファリに実際に遊びに行って欲しいです。
今回のイベントの成功はプノンペンサファリの方々、病院有志スタッフの皆さん全員のおかげです。
本当にありがとうございました。
長期学生インターン 佐々木
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医療支援| カンボジア ジャパンハートこども医療センターでの医療活動