スースダイ(こんにちは)!長期学生インターンの佐々木です。
クメール語で「ありがとう」は「オークン」と言います。
日頃お世話になっている方々へありがとうを伝える日があったら素敵だと思い、小児がん病棟の子どもたちと一緒に「オークンデー」というイベントを実施しました。
来年以降も続けてもらえるように、語呂合わせで10月9日を「オークンデー」として設定しました。
(日本語の語呂合わせなので現地の人には通じませんが…)
子どもたちは、入院生活で、お医者さんや看護師さん、薬剤師さん、通訳さんといった医療スタッフだけでなく、美味しい給食を作ってくださる給食センターのスタッフ、そして病室を綺麗にしてくださるクリーナーさんや病院の修理や点検をしてくださる施設管理のスタッフ、といった多くの人たちに日々お世話になっています。
このように多くのスタッフが入院生活をサポートしてくださっていることを子どもたちはよく知っていますが、普段は感謝の気持ちを言葉にしてきちんと伝える機会がなかなかないのではないかと思います。
そこで、「オークンデー」の説明として、子どもたちに感謝の気持ちをきちんと言葉で伝えることの大切さを説明し、日頃の感謝の気持ちを込めて、メッセージカードを書いて欲しいとお願いしました。
年齢の小さい子はお母さんに手を添えられながら、年齢の大きい子は好きな車の絵や覚えたての日本語の文字などで、本当に一生懸命に皆が思い思いのメッセージカードを書いてくれました。
集まったカードは、それぞれのスタッフルームに飾ってもらえるよう一枚のボードにまとめて、「オークンデー」にサプライズで子どもたちからそれぞれの部署のスタッフに渡してもらいました。
当日は、サプライズだったためスタッフは皆驚いてくれ、子どもたちからの心がこもった「オークン」のメッセージをとても喜んでくれました。また、それを見た子どもたちもとても嬉しそうでした。何より、「オークン」と伝える時の子どもたちの笑顔に私まで嬉しくなりました。改めて感謝の気持ちを言葉にして伝える大切さや言葉の持つ力を学びました。「オークンデー」はスタッフも子どもたちも皆が笑顔になれた素敵な日になりました。
長期学生インターン佐々木
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