カンボジア 医療人材育成

カンボジア人の医師・看護師の知識・技術向上を目的とした活動。田舎の病院を手術の出来る病院にするために支援を行っています。

現地医療者育成支援活動

ジャパンハート カンボジア 医療人材育成

カンボジア人医師・看護師の知識・技術向上を目的とした活動です。
ポルポト政権による負の遺産がいまだに散在するカンボジアは特に医療・教育面ではその爪あとは深く、カンボジアの歴史を知り、現地調査を進める中で、私たちは現地医療者の育成が必要だということを痛感していました。
そんなときジャパンハートは保健省からある病院の依頼を受けました。首都プノンペンから約70Km、コンポンチャム州チューンプレン病院。その病院は子どもも大人も州をまたいで多くの患者が押し寄せる郡病院でしたが、手術機能がなく、2時間かけて首都プノンペンに搬送しなければならないのが現状でした。

「この病院を手術のできる病院にしたい」

これがかねてからのカンボジア保健省の望みでした。
その望みを叶えるべく保健省の依頼を受けた私たちのミッションは建物・機材・人材など含め病院を手術ができる環境に整えること。
2010 年、ジャパンハートが出資しチューンプレイ病院の改修工事に着手し、また病院の医師・看護師は手術室での経験がほとんどないため、合わせてジャパンハート医師、看護師と共に勉強会を繰り返し行いました。

ジャパンハート カンボジア 医療人材育成

2012年1月~3月にはジャパンハートスタッフが病院に常駐し、現地人の医師・看護師とともに手術を実施しました。
そして今、私たちはこの病院での手術活動、現地医療者の育成を継続して行っています。

ジャパンハート カンボジア 医療人材育成

カンボジア人自らの手で、
自国の人たちに医療が届けられるように

活動当初から関わっている現地病院の医師は簡単な手術であれば、ジャパンハートスタッフがいない環境下でも行えるくらいまで成長しています。そんな医師の姿を見た他の医療者達の意識も上がり、今では病院全体でジャパンハートの活動に協力的に動いてくれています。
まだまだ課題は多いですが、一刻でも早く現地医療者による医療が確立され、 カンボジア人自らの手で、自国の人たちに医療が届けられるように支援を継続していきます。

活動病院

カンダール州ポンネルー病院
コンポンチャム州チューンプレイ病院
プレイベン州ペイリアン病院(2018年3月、同病院の診療能力、患者数などが一定基準に達し支援終了)
カンダール州ロカカオン病院
カンダール州ポンネルー病院

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