Dream Trainとは

認定NPO法人 ジャパンハートがミャンマーで運営する児童養育施設です。

貧困、家庭環境、紛争などの影響で教育を受けられない子どもたちに、
安全な生活と継続的で質の高い学びの場を提供しています。
これまで合計373名の子どもたちが在籍し、夢に向かって励んできました。

学校に行きたくてもお金がない、家族のために働かなければいけない。国内紛争、HIV/エイズや違法薬物、貧困。
一歩道を外れれば、こうした問題に簡単に巻き込まれてしまう厳しい環境がミャンマーには存在しています。

そんな子どもたちを、守り・育て・自立を支援し、
このミャンマーでかけがえのない人生をしなやかに生きていくために、ぜひご支援をお願いいたします。

NGOジャパンハートは、「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に国内外で活動する日本発祥の国際医療NGOです。
小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約4万件実施しており、2004年の設立以来、途上国での治療総数は30万件以上。賛同者は年々増え、参加したボランティアは通算5,000名を超えています。(2024年6月時点)

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ミャンマーの子どもたちを取り巻く
3つの困難

経済的な理由による
教育の断念

学びたい、そう思っても村に学校がない。経済的な理由で進学をあきらめ、家族のために働かなければならない。そんな、学ぶ意欲があっても学業を続けられない子どもたちがいます。

紛争により失われる
精神の安定

特に地方部では、紛争が相次いで発生しています。Dream Trainの子どもたちの多くは紛争地域に近い農村部出身者であり、紛争の影響に怯え、不安を抱えながら生活を送っていた子どもたちもいます。

危険で
誘惑の多い生活

違法薬物や違法労働が蔓延しており、安易な気持ちでかかわってしまう若者が少なくない現状が存在します。せっかく高校や大学を卒業しても、自分を律せなければ、そうした危険に巻き込まれていく可能性が常にあります。

一人ひとりの、夢を叶える力が開花する場所へ。

Dream Trainが目指すのは、この施設を巣立った子どもたちが、どんな困難や試練に直面しても、
自分の描く夢や目標に向かって進んでいける「強さ」と「しなやかさ」を育むことです。
さらに、グローバル化が進展する社会で活躍できる人材を養育し、
能力があってもチャンスを得られないミャンマー全土の子どもたちの希望の地となることです。

Dream Trainが提供する
養育・教育環境について

Dream Trainは30名近くの正職員によって運営され、子どもたちに安全で健康的な生活環境を提供しています。
男子寮、女子寮、食堂、図書館などの生活空間が整備され、
職員は日々子どもたちと向き合い、生活と教育を一体化したケアを行っています。

教育機会の提供公立学校は個別対応や情操教育が不足し、特に基礎教育が不十分な地方出身の子どもたちは学習に遅れがちです。「専門講師による塾」「体験型学習」「私立学校進学の機会提供」「STEAM教育」などを通じて、子どもたちの成長を多角的に支援しています。

心身ともに安定した養育環境の提供日常生活の中で、学習や人間関係など様々な悩みを抱える子どもを早期で見つけ、迅速にフォローができる体制を整備します。情勢の安定しない環境でも心折れずに生きていく力を身に着けるため、スタッフによるサポートを充実させています。

生涯にわたる自律を育む取り組み教育・養育の取り組みを通じて、自ら考え行動し、主体的に生きる力を育んでいます。勉強だけができる、スポーツだけができるのではなく、委員会活動やチームアクティビティなど多様な経験を積み重ねる中で、自律した生き方を目指しています。

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STORY

Dream Trainの夢を持つ男の子「趣味はダンス、将来の夢はお医者さん!」

サマークラスで習ったHip Hopダンスを真剣な表情で披露してくれた男の子がいます。2023年4月に「Dream Train」に入所した小学生です。

「趣味はダンス、将来の夢はお医者さん!」と語る彼の笑顔はとても穏やかで、一見すると彼の人生は順風満帆に見えます。しかし、彼にはわずか10歳にして家族とともに避難民となり、厳しい状況に翻弄されてきた過去があります。

彼は、それまで通っていた公立校から転校を余儀なくされ、現地の団体が無償で運営する非認可の学校で勉強を続けていました。ご両親は日雇いの仕事に就いていましたが、生活に十分な収入を得ることは難しく、子どもの将来を心配する日々が続いていました。 そんな中で、家族は村から約1,200kmも離れたヤンゴンにある「Dream Train」の存在を知りました。

彼に今後の目標ややりたいことを尋ねると、次のように答えてくれました。 「村にいた頃から、Dream Trainに来ることに心配はなくて、とても楽しみだったんです。僕は、お医者さんになるために大学に合格できるよう、勉強をがんばりたいです。そして、大好きなダンスももっと上達させたいです!」

メッセージ

Dream Train
事業責任者
那須田 玲菜

停電したDream Trainの事務所でパソコンに向かっていると、卒業生が思いがけず訪ねてきてくれました。

かつての少女は、今や立派な大人に成長し、現在ここで暮らす後輩たちのために夕食を寄付してくれました。巣立ってもなお“第二の家”を心に留めてくれていることに、胸が熱くなります。

2011年の民政移管以降、ミャンマーでは経済成長への期待が高まりましたが、近年の情勢の変化により再び不安が立ち込め、子どもたちが未来に希望を抱けない現実が広がっています。それでも夢は夢のままで終わらないと教えてくれるのは、253名にも上るDream Trainの卒業生たちです。

かつて、この施設に入所し、勉強に励み、思春期を迎え、好きなことに没頭し、時には恋に悩み、見守る大人たちをハラハラドキドキさせた子どもたち。彼らが自立を達成し逞しく生きる姿を通して、私たちの役割は、子どもたちに「幸せ」を与えることではなく、彼らが自らの力で未来を切り拓く力を育むことだと実感します。

皆様のご支援は、一人ひとりの子どもたちの勇気と力を育む「礎」となります。どうかこれからも、子どもたちが夢を追い求める一歩を共に支えていただければ幸いです。

私たちジャパンハートは、2004年の設立以来、「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に
国、地域、人種、政治、宗教、境遇を問わず、すべての人が平等に医療を受けることができ、
“生まれてきて良かった”と思える社会の実現を目指し活動しています。

年次・会計報告を公開しています。

ジャパンハートの年次報告書と会計報告書をPDF形式で掲載しています。
ジャパンハートでは皆様からのご支援を、無駄にすることなく有効に活用させていただき、正確にご報告いたします。

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